薄毛デザイン RELIVEのブログ

毛髪診断士の資格を持つ美容師が薄毛の情報、薄毛のヘアデザインなどを男性向けに書いていきます。

薄毛にまつわるウソとホント

薄毛についてのウワサやお客様に聞かれることを、本当かどうかを毛髪診断士として解説したいと思います。

 

 

f:id:RELIVE:20210909010319j:plain

 

 

医学的にエビデンスがあることだけをあげていきますが、もしかしたら今後の研究でわかっていくこともあると思うので現時点での話になります。

 

 

 

 

Q1:男性型脱毛症は遺伝しますか?

 

A1:男性型脱毛症の原因として、遺伝は大きな要因となっています。毛髪診断の際にはご家族の情報を聴取します。

 

 

Q2:頭皮と抜け毛の関係は?

 

A2:頭皮の環境と抜け毛の関係性を統計的に調べた例はありません。

 

したがって頭皮の汚れや皮脂などがあると、抜け毛が増えるというエビデンスは今のところないといえるでしょう。しかし、、、

 

 

 

Q3:頭皮の乾燥と抜け毛には関係があるのでしょうか?

 

A3:乾燥すると頭皮のバリア機能が低下し、刺激の原因となる物質が頭皮の内部に入りやすくなります。

 

その結果抜け毛につながる可能性があります。

 

しかし、男性型脱毛症の人とそうでない人の皮脂量を調べたところ、有意な差はなかったという研究結果があります。

 

すなわち男性型脱毛症には、乾燥性頭皮の人も脂性頭皮の人も同じようにいるということです。

 

 

 

Q4:ヘルメットや帽子をかぶることが多いのですが、脱毛につながるのでしょうか?

 

A4:汗を多くかいても毛根に影響を与えることはありません。

 

きつく頭皮を引っ張るようにならない限り、その日にシャンプーをして頭皮を清潔にしていれば、脱毛症につながることはありません。

 

 

 

Q5:ヘアカラーやパーマをすると薄毛になりますか?

 

Q5:正常の施術をしていれば、カラーやパーマの成分はほとんど洗い流されますし、微量の成分(過酸化水素等)などは人体の細胞に存在するカタラーゼという酵素で分解されると考えられています。

 

しかしQ3でもあったとおり、やりすぎてしまうとこちらもバリア機能の低下につながります。

 

脱毛の関係性はあまりないとされていますが、髪の毛そのものがダメージによって細くなってしまうことはあります。

 

 

Q6:年を取るにつれて全体的に薄くなり、コシもなくなってくる理由は?

 

A6:前頭部や頭頂部以外も薄くなるのは男性型脱毛症ではなく、加齢とともになってくるのは男女ともにびまん性脱毛で多くのひとに起こる自然な脱毛です。

 

1本1本が細く、長くならなくなります。毛包(毛穴)も小さくなるので、太い毛が育たず、弱いコシのない毛になってきます。

 

老化現象の一つですが詳しい原因はわかっておりません。

 

 

Q7:頭皮の固さは薄毛に関係ありますか?

 

A7:頭皮は表面から角質、真皮層、脂肪層があり、毛髪の薄い人の多くは正常な人と比べ脂肪層が薄いと言われています。

 

しかし脂肪層が薄く頭皮が固いことが原因になっているかは不明です。実際に頭皮が柔らかい人でも男性型脱毛症の方も多くみられます。

 

 

 

Q8:薄毛に合ったスタイリングの仕方やスタイリング剤はありますか?

 

A8:今後の記事にあげていきます。

 

このように誤解されていたり誤った知識がこれ以外にも多くあります。

 

 

 

気になることがあればぜひご相談ください。

 

 

RELIVE  栗田