薄毛デザイン RELIVEのブログ

毛髪診断士の資格を持つ美容師が薄毛の情報、薄毛のヘアデザインなどを男性向けに書いていきます。

ミノキシジルの効果と副作用

前回はミノキシジルの外用薬を解説していきましたが今回はミノキシジルタブレット(内服薬)のことを書いていきます。

 

 

f:id:RELIVE:20210915084206j:image

 

 

ミノキシジルは動脈に作用する薬なので、前回の外用薬リアップ等の薬では頭皮からの浸透では心臓付近の大動脈までは作用せず、栄養が髪の毛まで届かないので効果は小さいのです。

 

 

服用することによってしっかりと動脈が活性化されて、血液の流れがよくなり頭皮を含めた全身に栄養が行き渡るようになります。

 

 

その結果髪の毛が太くなっていきます。

 

 

ミノキシジルタブレットを服用することで効果がある人の割合は臨床データはありませんが25%と言われています。

 

 

服用をはじめると1ヶ月程度で、初期脱毛という症状がでてきます。

 

 

これは寝ていた枕に抜け毛がついていたり、シャンプーの際にごっそりと抜けてしまうことが起きます。

 

 

薄毛を治療しているのに脱毛してしまうことは恐怖に感じてしまいますが、これはミノキシジル正常に作用している証拠なので、今後に期待できると思ってください。

 

 

初期脱毛は3週間程度続いてしばらくするととまります。

 

 

服用開始から3ヶ月程度経過すると、徐々に体毛(指や腕の毛)が太くなり始めます。

 

 

本格的に頭髪に効果が現れるのは4ヶ月から半年程度で、効果がある人は驚くぐらい髪の毛が増えたと実感できます。

 

 

 

元々ミノキシジルとは高血圧患者の治療薬として処方されていました。

 

 

しかし高血圧患者が服用したところ副作用として多毛症の症状がでたことから、薄毛治療の薬として開発されるようになりました。

 

 

そんな画期的な薬ですが日本国内はもとより、世界中のどの国でもミノキシジルタブレットは認可されていません

 

 

なぜなら、ミノキシジルが動脈にのみ作用してしまうため心臓の動作に不均等が起こってしまい、心臓を含めた各循環器にかなりの確率で副作用が出てしまうからなのです。

 

 

どのような副作用があるかというと、

 

 

循環器である心臓、肺、血管にかなりの確率で動悸や息切れなどの副作用が現れてしまいます。

 

 

逆に副作用がほとんどあらわれない方も一定数います。

 

 

これらがあるため、おそらく今後もミノキシジルタブレットが医薬品として認可される日はやってこないでしょう。

 

 

薄毛の方にとって効果がでやすいミノキシジルタブレットは、本当にはやしたい人には期待できる薬ですが副作用があるため積極的には勧められるものではありません

 

 

服用後半年が経過しているのに顕著な改善どころか初期脱毛も起きないなら、副作用リスクだけが残ってしまうことになるのでただちに服用は中止したほうが良いと思います。

 

 

服用されていく方も、動悸や息切れ等の副作用が出た際には心電図検査をとって安心して治療していけるようにしたほうがいいと思います。

 

 

RELIVE   薄毛美容師 栗田